2020.08.07 六個山・ようらく台コース 実施報告
秋の七草、女郎花(オミナエシ)の花が咲いていました。黄色い花の美しさは、美女を圧倒するともいわれています。ちなみに、白い花は男郎花(オトコエシ)。うだるような暑さのなか、里山では早やくも、秋の気配が忍び寄っています
長引いた梅雨明けの後は連日、真夏日が続いています。この日も朝から気温はうなぎ上りとなりましたが、集合場所の阪急箕面駅前には21名(一般参加12名、隊員9名)のみなさんが集まりました。新型コロナウィルスや熱中症に注意しながら、山間に涼を求めて歩いたハイキング。それでは早速、紹介しましょう。
この日は熱中症などのリスクを考慮し、瀧安寺広場から落合谷を登りわくわく展望台で昼食。その後、六個山を登り、西尾根を下り山麓線の教学の森入口で仮解散という短縮コースとしました。
定刻に阪急箕面駅を出発。瀧安寺広場に到着しルート説明、コロナウィルス、熱中症などの諸注意を聴いたあと、準備体操を済ませ落合谷へ向かいます
梅雨明け前の長雨で荒れた谷筋を登ると「暑い、暑い」との声があちこちから聞こえました。いつもより多めの給水タイムを摂り、熱中症予防に努めました。
蝉しぐれでにぎやかななか、朝陽を背に受けて落合谷に向かう一行に待ち受けていたのは・・・
谷川に削られたルート、そして道を塞ぐ倒木でした。雨水の怖さを、実感しました
何度か橋を渡り谷の上部へ
谷川の川音に癒されて、一行の足取りも軽やかに見えたのですが、暑さはピークに達していました
登りが続く谷筋では、熱中症対策として頻繁に給水タイムを設けました。
給水で一息入れるみなさん。生き返りました‼
暑さ対策として、団扇やセンスも大活躍!火照った顔には効果抜群⁉でした
一行は、ささゆりコースを経てわくわく展望台へ。ここで「密」を避けて昼食を摂りました。空腹を満たし、眼下の景色を楽しんだあと一行は、六個山山頂へ向かいました。
谷を登りささゆりコースを西へ。緑一杯のルートを歩き、わくわく展望台に到着
「密」を避けての昼食タイム。眼下には大阪平野が広がっていました
お腹を満たした一行は、林道を通り六個山登り口から山頂へ向かいました
食後の急登は、なかなかペースが上がりません。それでも何とか頑張って、頂上を目指しました
ここでこの日、目にした盛夏の花々、木々の実りのいくつかを紹介しましょう。
【色とりどりの花々】
(左から)マルバルコウソウ、マツカゼソウ、ツユクサ
(左から)ダイコンソウ、ヘクソカズラ、アザミ
(左から)タカサゴユリ、ヤブラン、センニンソウ
【木々の実り】
(左から)ナナカマド、アケビ、クリ
閑話休題。山頂でたっぷりと休養した一行は、西尾根へ。急な下り坂に注意し、教学の森入口に下山。ここでゴミを回収し、仮解散しました。お疲れ様でした。
六個山山頂でくつろぐみなさん。この頃には陽射しが無くなり、空模様が怪しくなってきました
山頂から続く急な坂。転ばぬように足元に神経を集中して下りました
西尾根を最後の急坂を下り、車道で一息つくみなさん。教学の森入口まではもう少しです。お疲れ様でした
ハイキング当日の7日は、夏から秋への変わり目となる「立秋」でした。しかし、実際はこれからが夏本番。この日も早々と水銀柱は30度を超え、早朝から耳をつんざくような蝉の声がにぎやかでした。けれども、山道ではヒグラシが鳴き、時おり稜線を吹き抜ける涼風に、ひそかに忍び寄る「秋」を感じた一日でした。
秋はしづかに手を上げ
秋はしづかに歩み来る
かれんなる月草の藍をうち分け
つめたきものをふりそそぐ
われは青草に座りて
かなたに白き君を見る
― 室生犀星「月草」―
最後になりましたが、暑いなか、みなさんのご協力で3.5キロのゴミを回収することができました。ありがとうございました。
それでは来月、またお会いしましょう。
担当隊員一同 (写真と文 竹内)
- 2020.08.07 Friday
- クリーンハイキング
- 23:39
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