2020.06.05 六個山・ようらく台コース 実施報告
滝道に咲いていたユキノシタの花。風に揺れる様子は、小さな妖精が踊っているようにも見えました
新型コロナウィルスの感染拡大が長らく収まらず休止していたクリーンハイキングは、月が替わって再開の運びとなりました。集合場所の阪急箕面駅には28名(一般参加19名、隊員9名)のみなさんが集まりました。朝から気温が上昇し真夏日が予想されたため、コースを短縮して実施しました。
この日は桜谷を登り、望海の丘から松騒コースを歩きわくわく展望台から教学の森へ。ここで昼食休憩後、六個山に登り記念写真を撮って西尾根を下山、教学の森入口で仮解散しました。それでは早速、その模様を紹介しましょう。
定刻に、阪急箕面駅を出発。青葉の隙間から漏れる初夏の陽のなかを瀧安寺広場に向かいました
川面に映る木々の緑。小魚が時おり起こす波紋に揺れて、涼を誘いました
きのう開花宣言が出されたアジサイ。滝道のところどころで、色とりどりに咲いていました
瀧安寺広場で準備体操を済ませた一行に待ち構えていたのは、桜谷の急坂。いきなりの急登で、さすがに息が上がりました。熱中症も心配でこまめに水分補給行いました。
影を選んで準備体操。なかには日向で行う猛者も。体操を済ませ、桜谷へ
桜谷の急登が始まりました。この日は、木陰のなかを歩いても、汗が吹き出しました
給水タイム、休憩を普段より多めに取り、熱中症に備えました
桜谷最後の急坂を黙々と登るみなさん
ここで、この日出会った初夏の花を紹介しましょう。
(左から)センダン、ザクロ、ウツギ
(左から)リョウブ、ソヨゴ、ネジキ
(左から)シロカタバミ、シソバタツナミソウ、ツルアリドオシ
閑話休題。緑陰の松騒コースを経てわくわく展望台に到着しました。眼下の眺望を眺め小休止し教学の森へ。ご馳走でお腹を満たした一行は、六個山山頂に向かいました。
松騒コースを歩くのは久しぶり。ときおり風が過る緑陰のなかを進む一行
わくわく展望台に到着。あいにくこの日は霞が強く、大阪平野の眺望はいま一つでした
「三密」を避けてのランチタイム。いつもとちょっと様子がちがいました
食後にふるまわれた紅茶。静かに味わって飲む人もいれば、話しながら飲む人も・・・
昼食休憩で英気を養った一行は、汗を拭きふき山頂へ。一息ついたところで記念撮影を済ませ、西尾根を下って教学の森入口まで下山。ここで仮解散しました。
初夏の陽を背に受けて、最後の登り。山頂まであともう少し。頑張りましょう
久しぶりに山頂での記念写真。マスクをする人しない人、様々でした
ハイキングも終盤。六個山からの急坂を下り、教学の森入口へ。本日も無事下山しました。ご苦労様でした
久々のクリーンハイキングでしたが、みなさんのご協力で3.0キロのゴミを回収できました。ありがとうございました。
この日は、入梅を前にして早くも真夏日となりました。暦では、稲や麦など穂のでる穀物の種を蒔く二十四節気の芒種(ぼうしゅ)です。梅雨入りの時期と重なり、いよいよ雨の季節がやってきます。ところで一昔前は「梅雨入」を「墜栗花」または「栗花落」と記し、「ついり」または「つゆり」と読んでいました。満開の栗の花が、落下すると梅雨になることから、そう記されていました。
この日、見かけた満開の栗の花は満開。梅雨入りが近づいたことを告げていました。
コロナ禍が長引き、鬱々とした日々を経てようやく訪れたハイキング再開の日。すっかり初夏の装いとなった山の景色に時の流れの速さを感じ、これまで当たり前と思っていた自然との触れ合いが、じつは得難い癒しの機会なのだと感じたハイキングでした。
生まれてこのかた
なにに一番驚いたかと言えば
水一滴もこぼさずに廻る地球を
外からパチリと写した一枚の写真
こういうところに棲んでいましたか
これを見なかった昔のひととは
線引きできるほどの意識の差が出てくる筈なのに
みんなわりあいぼんやりとしている
―茨木のり子「水の星」から―
それでは、また来月、お会いしましょう。
担当隊員一同 (写真と文 竹内)
- 2020.06.06 Saturday
- クリーンハイキング
- 07:11
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- by 箕面の山パトロール隊
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